All Things MUST Pass

先日、仕事で嫌なことがあったのを今日まで何日かずっと引きずっている。どうしてもそこから心を離すことができない。ここ数年にわたって積み重なってきたことが限界に達しようとしているのもあるが、我慢しようと思えばできる程度のことでもある気がする。こういう気持ちは、煮えくり返るような爆発的な怒りではなく、キリンジの「雨を見くびるな」の歌詞にあるように「みぞおちを蝕んでゆく」もの。深く蝕まれて、エネルギーが無駄に消耗していくばかり。

ここまでダメージを食らっている原因は、仕事のことばかりでなく、自分の中にもある気がしてきた。やはり夏が終わった頃から精神的にだいぶ来ているのだと、あらためて認識した。心が弱っているから、不快な気分をなかなか転換できない。今年はコロナ禍の影響を受けていない人間はたぶん世界中に一人もいないと思うが、自分も今は本当にどうしていいのか分からない迷いの中にあって、困り果てている。状況がころころ変わり、まったく先が見えないので今後のことを決断できない。何でもいいから誰かに決めてもらいたいぐらい。ずっと今までと同じまま、何も変わらなければいいのに、と思うが、放っておいてもすべてはどんどん変わっていく。その変化に対応して生きていかなければならない。

さっき、5年前に撮った息子の写真を眺めていた。ずっと一緒に暮らしていると、小さい頃から大して変わらないように見えるけど、過去と現在の写真を見比べれば変化は一目瞭然。すべての物事は変わっていく、というよりも、どうしても変わらずにはいられない。「All things are passing」ではなくて「All things MUST pass」なのだ。すべては変化し、最終的には滅びなければならない。しかし、変化はこんなに苦しい。変化して滅ぶことはこの世に生きる万物に避けられない必然なのだから、誰もが苦しみを背負って生きている。こういうことも自分はジョージに教わった。


Sunset doesn’t last all evening. 帰国したばかりの頃、6年前に撮った写真。

タイトルとURLをコピーしました