今年もアメジストセージが咲き始め、秋へと移る庭

夏の終わりを迎えて朝の気温が下がると目が覚める時刻が遅くなってきて、もう明け方に目覚めて眠れなくなることもあまりなくなった。加えて、例年のリモート仕事で朝から拘束される日々が先月中旬から続き、すっかり朝に庭の植物たちを眺める余裕がなくなってしまった。目を離していた間に、一本だけ残していた八町きゅうりは完全に枯れてしまい、別の地元固有種キュウリも実が大きくならないまま終わりそう。今年はとうとうキュウリが一本も取れなかった。トマトもそろそろ実らなくなり、夏のリモート仕事も昨日で終わり、久しぶりにじっくり眺めてみれば庭はすっかり秋モードになっていた。昨年の今ごろ書いた園芸記事を読み返してみれば、まったく同じことを言っていて我ながら呆れる。その記事で紹介したアメジストセージの花が、今年も咲き始めている。

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入居以前から庭に植わっていたもので、夏前からかなりの勢いで広がり始めるので今年もだいぶ整理したのだけど、強固な地下ネットワークを持っているようで、地上部をいくら引っこ抜いてもまったく衰えることがない。今年も紫色の花穂がたくさん付いて楽しませてくれるのだろう。

紫色の花といえば、7月の自分に無慈悲に引っこ抜かれて打ち棄てられながら、華麗に復活した千日紅。今朝はこんな様子だった。

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一旦引っこ抜いてしまったものを小さな鉢に突っ込んだだけなのに、もう根付いてからの勢いはとどまるところを知らず、花がいくつ咲いているのか数えられないほど。まさしく強靱な生命力である。千日紅はもう一本、別の場所に生えていたものを今度はちゃんと土付きで植え替え、そちらには白い花が咲き始めている。ほかに9月の庭で盛り上がっている組はトウガラシとアスパラガス。

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特にトウガラシは、ひしめき合っているという表現をしたくなる。まだ緑色だけど、色づき始めたらさぞかし賑やかになるだろう。アスパラガスは、入居した直後の庭に自分が初めて植え付けた記念すべき植物で(当時の園芸記事)、最初は本当にか細いものだったのが、一年経ってわさわさと成長。最近になってついに収穫が楽しめるようになった。今朝もオクラとともに3本取れた。アスパラガスは、野菜にしては珍しい多年草。元々、旧居の庭で何年かかけて育てていて、やっとまとまって収穫できるまでに成長したと思ったら引っ越すことになってしまい、その未練からこちらの庭でもまずアスパラガスを植えてみようと思ったのだった。

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もうひとつ、年月をかけて育ててきたのに旧居の庭に置いて行かざるを得なかった植物がある。ローズマリーである。これは多年草ではなく常緑性低木に分類されるようだ。種から始まった小さな苗を数年越しに育ててきて、ようやく花が咲くまでに成長したのに、お別れしなければならなかった。下の写真は2020年4月。

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これまた旧居の庭への未練から、こちらに越してきて間もなく、種からではなく今度は苗を買ってきて、半日陰の南東側にローズマリーを植えた。やはり温暖な土地の方が育ちが早く、日当たりがそれほど良くなくてもどんどん大きくなって、南東側ではすでに不動の地位を確立している。

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まだ花は咲かないのだけど、きっと来年の春ごろには咲くんじゃないだろうか。自分はハーブ類には疎くて料理にもあまり使わないのだけど、なぜローズマリーを育てる気になったのかというと、サイモン&ガーファンクルの「Parsley, Sage, Rosemary and Thyme」というアルバムが昔から大好きだから。このアルバムの名前はもちろん、「スカボロー・フェア」の歌詞から取られたもの。

この歌に出てくるパセリ、セージ、ローズマリー&タイムを、庭で揃えてみたかったのである。パセリはすでに料理用に育てていたし、赤と白のツートンカラーのチェリーセージ(ホットリップス)も当時はベランダで鉢植えにしていたので、ローズマリーも加わって残るはタイムだけ、というところまで行ったのだ。だけど、そのあたりで興味が途切れてそのままだった。タイムもハーブの一種であることは一応知っているけど、どんな料理にどう使うのかは知らない。ローズマリーに関しては、魚のムニエルと一緒に焼いて添えると美味しいことを最近になって発見して、料理にも少しずつ使うようになった。考えてみれば、アメジストセージもセージの一種である。パセリは今年になって枯れてしまったけど、いずれまた料理用に育てるつもりだったので、パセリ、セージ、ローズマリーまで揃うではないか。タイムも、いつかやってみよう。

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