鳥と蜂とシフォンズ(とジョージ)

またSpotifyで出会った曲の話だが、The Bird and The Beeというグループ?のこの曲がとても気に入ってしまった。


全体にオサレなジャズの雰囲気で、浮遊感のある短調のAメロから天国っぽいサビに行くのだが、ここのコード進行がとても好き。最初の3つはバッハの時代からあるような定番進行で、並みの歌謡チックな曲ならそのままバッハ進行で流れそうなところ、ちょっとひねった進み方をする。このひねりがとてもいいフックで何回繰り返されても気持ちいい。そして途中からメインのメロディと対になるカウンターメロディが出てくるところが、自分のツボを絶妙に突いてくる。カウンターメロディが出てくる曲が大好きで、聴いてると幸せになってくる。今から10年前、2009年に出たアルバムに収録。同じアルバムに「Love Letter to Japan」という曲があったり、コーネリアスが参加していたりと、おそらく日本でも知名度が高いんだろう。でも自分は今のところこの曲だけを大事に胸にしまっておき、それ以外の情報を入れたくないので、あえて詳しく調べないでおく。

カウンターメロディで思い出したのがシフォンズのこの曲。これも大好き。


シフォンズ、全ジ連的には「My Sweet Lord」盗作騒動の張本人たちであり、全ジ敵なのかもしれないが、「One Fine Day」をはじめとして良いヒット曲がたくさんあって自分は昔から好き。その盗作騒動の渦中で、当の彼女らが「My Sweet Lord」をカバーしているのである。これも当てつけとしか思えないところだが、音を聴くと印象は一変する。

ソウルがこもったとても強力なカバーでぐっときてしまう。シフォンズは当てつけどころか、ミュージシャンとしてジョージに音楽でエールを送ろうとしたのではないかとすら思える。曲の後半で、ジョージが盗作したとされる「He’s So Fine」を混ぜ込んでいるのだが、これもまったく皮肉っぽく聞こえない。ここでのヒーは「彼氏」ではなくて大文字の「He」なんじゃないか。つまり、「Lord」と同じこと。たしかに2曲は似ているかもしれないけど、結局私たちは同じ大きなひとつの曲を歌っているだけ、と言いたかったのではと、全ジ連解釈に過ぎるかもしれないがそう思うのである。ジョージがこのカバーを聴いたかどうかは知らないけど、もし聴いていたら、「He’s So Fine」を混ぜてきたところではニヤリとしたんじゃないかね。

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