ディラン、東京11公演を第11希望まで申し込んだ

ディランのライブは過去に2回観ている。2000年代初めに武道館で観て、2016年の前回来日は横浜まで行った。そして来年4月、東京で11回にもわたるライブハウス公演をやるという。どうするか。東京まで片道3時間かけてライブ観に行くのがもう億劫で仕方ないし、スタンディングで19000円ってさすがにどうなんだよ、もうディラン2回観てるしなあ、と躊躇しているうちに事前予約の抽選受付が始まっていた。本当にやるんだなあ。今年2月にティーンエイジ・ファンクラブを観たのと同じ会場で、ディランが演奏するのである。頑張れば間近で観られるかもしれないのだ。前回は古いポピュラー曲のカバーが中心だったけど、4年経った今回はまた違う内容になるだろう。ディラン、今年で78歳。億劫だろうが高かろうが、これを見逃す選択肢はやっぱりあり得なかった。東京全11公演から、第1~第11希望日まで選べるようになっていて、全部希望してしまった。開演時間が早くて日帰りできる土日を最優先にしたが、平日でも当たれば行く。

上は2016年の前回公演のチケット(半券は取っておく派)。あのときのディラン、とても良かった。自分が観たいのは、いま現在やってる本人が一番熱いと思っている音楽を演奏する姿である。思い入れのあるあの曲をやってくれた、この大好きな曲もやってくれた、というのも楽しいけど、それだけで終わるのなら自分はわざわざライブを観に行かなくてもいい。過去の再現ではなく、現在の表現を全身で体験したい。あのときのディラン、演奏する題材は古い古い他人の曲ばかりだったけど、現在のディランがやりたい音楽、やる必要がある音楽だからこれをやる、という姿勢をあくまで貫いていた。スタンダードナンバーや古い歌謡曲風の曲を大真面目に歌い上げていて、アンコール前の最終曲は「枯葉」だった。まさかディランのライブが「枯葉」で終わるとは、と笑ってしまった。でも、ディラン本人的には間違いなくあれが最高に熱いクライマックスだったはずだ。後ろの席にやけに声のでかい観客がいて、なにやら内容にブーブー言ってるようだったけど、何を期待してたんだろうか、あんまりぶーぶー言ってると1966年に「ユダ!」と叫んだ奴と同じになっちゃいますよ、と思った。フォーク界の新星として期待されていた若きディランは、エレキを持ってラウドなロックをぶちかましたことで、フォークにこだわる一部ファンから裏切り者呼ばわりされた。そんな過去にこだわる観客に求められるようなものではなく、2016年の自分がいま現在やりたいことを毅然とぶちかましていったディランは、格好良かった。2020年のディランも、もちろん絶対に格好いいだろう。しかもライブハウス公演。観に行くことに決心できてよかった。でも今はまだチケットが入手できるかどうかもわからないのだけど。

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