あおいちゃんが来てくれて、だいたい半年

今年の6月下旬にうちにやってきたあおいちゃん。あれからだいたい半年、季節はめぐり、生まれてはじめての冬を過ごしている。11月を過ぎると氷点下に凍りつく寒冷地、密閉性も十分でない古い木造住宅で震えながら暮らしているが、あおいちゃんはまったくめげずに元気にしている。体重は半年前の900グラムから4倍以上の3.7キロに増えた。姿を見るたびに、大きくなったなあと思う。人間の年齢にすると、うちに来たときの3歳児からあっという間に小学校高学年にまで成長したことになるようだ。

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あおいちゃんの性格を4文字で表現すれば、天真爛漫。素直で好奇心旺盛、何も恐れない。うちに来た瞬間から人見知りを一切せず、まん丸い両目でこちらをまっすぐ見つめてくる。生後間もなく捨てられてしまった子猫だったが、保護活動をされている方が乳飲み子から子猫になるまで大事に育ててくださり、いつでも元気いっぱいの健康優良猫に成長した。ポジティブな輝きを四方八方に発散していて、とてもかわいい。本当にうちに来てくれてありがとう、としか言いようがない。

あおいちゃんは先住猫との大立回りを連日繰り広げている。あおいちゃんは猫同士仲良くしたいようなのだが、どうしても威嚇されることが多くてふたりは仲良しになれない。これは先住猫のほうに原因があるようだ。この雄猫5歳はあおいちゃんと真逆の性格で、来客があれば即座にぱーっとどこかに隠れてしまって出てこないし、やることなすこと屈折している。ご飯を欲しそうにしているからフードをあげると、普通の猫ならぱっと食いつくのに彼はぷいっと離れてしまう。フードが気に入らないんだろうか、と心配してしまうのだが、少し経つと戻ってきてカリカリと食べ始める。万事そんな調子の屈折猫だけど、自分と性格がよく似ていて親近感を覚える。これも野良出身の保護猫、母親は長毛種だったようで、胸の白い毛がふわふわしているのと前脚の太さがチャームポイント。毎年、冬になると灯油ストーブの前に立ってオレンジの炎に照らされながら目をつぶり、しみじみと暖かそうにしている様子がとてもかわいい。これまで4匹の猫と一緒に暮らしてきたが、どの猫もみんな違う。みんないい。

生き物を相手に四六時中暮らしていると、綺麗事では済まないことも多々ある。若さ爆発の元気いっぱいな生き物ならなおさらである。あおいちゃん、いたずらや粗相があまりにもひどくて、もう無理、家から放り出してやろうか、と思ったことも一度や二度ではない。またかよ、どうしてこんなことを、とやり切れない気持ちをぐっと飲み込み、少なからぬ手間とお金をかけて対応し、ようやっと落ち着いた、やれやれ、と思っているとまたやられる。これをエンドレスに繰り返した半年間。4月下旬に老猫様が21歳の長寿で大往生を遂げたすぐ後の5月初めに生まれた子猫が、タチアオイの花咲く6月に来てくれて、元気いっぱいに成長して家中を引っかき回してくれている。とてもありがたい。毎朝、散歩に出ると必ず近くの神社に寄ってお祈りをする。これまでにお別れした猫2匹にも、天から見守っていてね、といつも声を掛けている。

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