花見は道端で

昨日はちょっと感情的に疲れることがあった。最近は都内在住の両親の様子が気になるのでFacebookを毎日見ている。海外在住の知人ともつながっているので流れてくる投稿を見ることになるのだが、昨日見た北米大陸在住の友達(日本人)の投稿では、マスクをして花見に繰り出す人々の写真とともに、警告にもかかわらず日本人は集団で花見をするのをやめられない、という見出しを掲げた英語のニュース記事をリンクして、日本人アホか、とつぶやいていた。まあ、ね。海外では外出禁止令が出たりして、まさに今が非常事態の始まり。こんなときに日本の人たちは危機感なさすぎ、何もわかっていない、目を覚ましてほしい、と思われても仕方ない……と頭では理解できる。わざわざ混み合う公園に出かけなくても今の季節、花はどこでも十分楽しめる。ただ、ちょっと前にも別の海外在住知人が「日本は対策が甘すぎる」と言っているのが漏れ聞こえてきて、むむむ、と何ともいえない不愉快な気持ちになっていたところだった。その投稿のコメント欄には同じく海外在住邦人らしき人物から「平和ボケ」という定番ワードも書き込まれていて、それとこれとは話が違うだろ、と不快感がちょっと我慢できないレベルに達してしまった。

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その投稿をした友達に、日本国内の空気にどっぷり浸かった自分の意見を聞いてもらうことにした。国内目線から見ると、こういう海外からの発言がどうしても「上から」に感じられてしまうのだ。日本でこの騒ぎが本格化したのは何週間も前で、北米、欧州、インドなどとは時間差がある。まだ中国やごく一部の国でしか感染が広がってなかった時期に、政府も混乱した対応しかできず、状況がまったく見えない不安な気持ちで個人として取れる対策を最大限取って、個人レベルではよく頑張ってきたと思っている。海外みたいに外出禁止令が出るわけでもなく、感染拡大対策は個人で取らざるを得なくて、お得意の同調圧力を発揮してもう一ヶ月以上ひたすら警戒ばかりしてきて、精神的にほとほと疲れている。遅れて騒ぎが波及してきた海外在住の知人は、こういう国内での経緯を体感レベルでは知らないから、こっちでは外出禁止令なのにこの期に及んで花見とは呑気なものだ、と感じられるのだろう。上記のようなことをその友達にコメントした。もちろん、ネットでありがちな喧嘩腰の口論ではない。ちゃんと冷静に話をすれば理解してくれる人だからこそ大学時代から友達なのだし、論理的な話もできない奴とわざわざネットで「友達」つながりになったり絶対にしない。そんな暇はないのだ。

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コメント欄でのやり取りの後、「花見は道端で」という言葉を添えて上の写真を投稿した。昨日の朝撮った定点観測の梅写真。こっちでは桜はまだ咲いてないので、梅。その友達も、この写真に穏やかなコメントを入れてくれた。イライラや鬱憤を溜め込んだ挙げ句に喧嘩したりして精神的に疲弊すれば、本当にかからなくてもいい病気にかかってしまう。そのつど解決して、穏やかに、できるだけ楽しくやらねば。自分はそれでなくてもストレスを内に溜め込んでひとりでガンガン落ち込んでいくタイプだが、昨日はきちんと話し合って怒りを解消できたのでよかった。そして、花見は混み合う公園に行かなくても、道端で十分に楽しめる。花を見るのは全然悪いことではない。絶対にいいことだ。

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