また同じ花が咲いて、一年目の命日だった

昨日は老猫様の命日。亡くなった後、この日を迎えるのは初めてのこと。21年間ずっと一緒に暮らしてきた猫である。特に命日でなくても、天国にいる老猫様には毎日のように話しかけているけど、やはりこの日が巡ってくると特別に偲ばずにはいられなくなるのだな、と思った。同じ時期には同じ花が咲くから。去年の今ごろ、庭で咲いていたハナカイドウと菜の花を摘んできて、しばらく居間に安置していた老猫様に添えた。あのとき最後の姿を綺麗に飾ってくれた花が、今年も同じように庭で盛んに咲いているのである。

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この菜の花は、庭に自生している小松菜の花。もともと数年前に野菜として育てていた小松菜だったけど、土に埋まったこぼれ種から発芽して大きく育ったものが春に花を咲かせるようになって、毎年楽しませてくれる。自分が庭の草むしりをあまり真面目にやらないのは、もちろんきちんとした丁寧な暮らしができないものぐさな性格のせいだけど、何でもかんでも綺麗にむしってしまっては、こうやって予期せぬ自生植物との出会いも楽しみづらくなるし、雑草という草はないのだし、まあいいじゃないの、と思う(ものには程があるけど)。

昨年、老猫様を看取った後で訪れた近所の公園は花盛りだったけど、さすがに気持ちがふさがっていて、全然楽しめなかった。今年は暖冬だったせいか桜の開花が早くて、先週訪れたときにあの日とちょうど同じぐらいの満開になっていた。花盛りとはいえ今年は出店も花見客もなく、「3密」とはほど遠い状況であることを確認しつつ、花を楽しんだ。

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昨年はお別れから2か月後に、新しい子猫、あおいちゃんを迎えた。老猫様が天に昇った日から15日後の5月6日生まれ。6月下旬、タチアオイ咲く道を散歩中にばったり行き会ったかかりつけの獣医さんに紹介してもらって、とんとん拍子でうちにやってきた。みるみるうちに成長して、今や体重はスリムで小柄だった老猫様の倍以上にまでなった。今度はタチアオイが咲く頃に、あおいちゃんが来て一年になるなあ、と思うのだろう。

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