「コロナ以前の社会」には後戻りしない~カヒミ カリィさんの文章を読んで

いつもは自分の書きたい文章を書き散らすためのブログだけど、今回は他人の文章を読んでほしいために記事を書いている。現在、当地とは比べものにならないほど深刻な状況のニューヨークで暮らすひとりの日本人女性が、身近に迫った過酷な現状を目の当たりにしながら、とても冷静に、丁寧に力強く綴った文章。

「コロナ以前の社会」に恋しくも後戻りをしないために アーティスト・カヒミ カリィ

カヒミ カリィさん、自分が音楽雑誌をよく読んでいた90年代前半によくお名前は見かけたものの、音楽はちらっと耳にした程度。自分は何も知らないに等しいのに、当時のイメージで一言でも何か書くなんてあまりにも失礼に思えるのでしない。異国のニューヨークでしっかりと両足を地面に着けて、家族と世界の将来をしっかり見据えて、静かに真摯に苦難の時を過ごしている。書かれていることに自分は心から同意する。

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本当に思う、「コロナとの戦い」に「勝利」して「コロナ以前の社会」にただ逆戻りするだけではダメなのだと。もちろん、以前どおりの当たり前の暮らしが一刻も早く戻ってほしいと思うけど、この騒ぎが起きる前から自分はずっと憂鬱な気持ちだった。季節の移ろいとともに美しい姿を見せてくれる世界とは、遅かれ早かれお別れしなければならないんじゃないかと。今朝、このすばらしい文章に出会えて、自分はとても心強い気持ちでいる。同じテーマで(と少なくとも本人は思っている)ばーっと書き殴った記事をここに載せたことはあったけど、このカヒミ カリィさんの文章があれば自分などの出る幕はない。ずっと先の子孫の代まで、5月になれば新緑の美しさに希望がもらえる世界と、絶対にお別れをしてはならない。この大混乱の先には、良い方向への変化があることを、自分も強く願っている。

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