テレワークうつではないけれど

リモートでのチーム仕事、始まればあっという間で、3週間の日程の折り返しを過ぎた。最初はどうなるかと思ったが、新しい環境にも慣れ、もう会議に遅刻するようなヘマはしない。もう来年からもずっとリモートでいいんじゃないの、飛行機にも乗らなくて済むし、時差ボケとも無縁だし、とも思うが、リモート仕事特有のしんどさもやはりある。環境の変化に慣れた後も、緊張感やプレッシャー、ストレスは常に一定量あって、一日の仕事を終えると精神的にぐったり疲れてしまう。明日で10日目、来週に入れば終わりが見えてくるから、今ごろがピークなのかもしれない。

コロナ時代にあって「テレワークうつ」が話題になっている。自分もまさにこの時代に対応するためにこういう働き方を余儀なくされているのだが、自分の場合は世間様とは逆方向の変化である。仕事仲間と職場で対面するコミュニケーションがなくなり、自部屋でひとり働くことで孤独感に苛まれるのが「テレワークうつ」の大きな原因らしいが、これが「孤独」なら普段の自分はもう、人里離れた山奥で暮らす世捨て人、もしくは地球との連絡を絶って宇宙船でひとり漂流するトム少佐のレベルである。こんなに他者と密にやり取りしながら仕事をすることは普段まったくない。出張仕事を5年間一緒にやってきて気心知れた仕事仲間ではあるが、やはりどうにも疲れる。

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強風で枝が折れたらしきサルスベリの花がヒメツルニチニチソウの上に落ちていた

細かい打ち合わせや相談はテキストのチャットでやっている。込み入った相談になると、ウェブ会議を開いて話し合うこともあるけど、基本はテキスト。自分はチャットがあまり得意ではない。使われるチャットのツールは、色々と面白いリアクションが選べて楽しくやり取りできるようになっている。よくできていると思うけど、基本はやはり言葉。ネットでやり取りする言葉は、慎重に選ばないと人を殺す。微妙な言葉のチョイスでも心にぐさーっと来て、ぐったり疲れてしまうことがある。仕事仲間同士のチャットでも同じ。どうしてそういう言い方するんだろう、という場面があるたびに、疲れが日々少しずつ溜まっていく。こういうとき、オフィスで顔を突き合わせて一緒に働いていれば、仕事と関係ない話をして打ち解けることで丸く収まっていくんだけどな、とつい思ってしまうが、そんなことばかりでないことも知っている。対面には対面のしんどさがある。結局どっちにしろ自分は人と接するのが苦手なのだ。つらいけど3週間ならまだ我慢できるさ、楽しいこともあるし、と思っているうちに日程が終わるのは、出張でもリモートでも同じこと。

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庭のコスモスの花にとまった美しいアゲハチョウ、写真をよく見ると羽根が破れている

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