必要なのは核ではなく

よりによってジョージのお誕生日に、何ということをしてくれたのか。ちょっと前まで「そんなことしませんよ」と言っていたのに、簡単に反故にしてしまう。だれも信じていない「大義」を掲げて、有無を言わさない実力行使をする。いったん始めるとなったらもうだれにも止められない。「逆らおうなどと考えるな、俺たちは核を持ってるんだぞ」と、あまりにもあからさまな脅し文句まで掲げて。人間とは本当に馬鹿なのかなあと思う。話の通じない相手には力で対抗するしかない?日本も核を持つべきだ?冗談じゃない。今のところ、世界平和は本当に夢でしかないけど、この夢こそ諦めてはならない。今まさに最新例を見せられたとおり、超大国の大統領だろうと何者だろうと、人間は堂々と簡単に大嘘をつく。すぐに頭に血が上って、前後を考えない行動をする。核の力に頼っていては、世界は早晩破滅するのが目に見えている。だから、無力とわかっていても、戦争反対、核廃絶をネット世界の片隅で叫ぶしか自分にできることはない。

こちらのブログ記事(現在リンク切れ)に掲載されている新聞記事によれば、ジョージは1991年12月の来日時、広島公演の際に原爆資料館をお忍びで訪問し、ショックを受け、涙ぐんでいたという。後に、「(ライブ)会場のなかにいるこの人たち全員が原爆の放射能を浴びて死んだ人やいまだに苦しんでいる人を身近に抱えているに違いないと想像した」と語ったとのこと。世界に本当に必要なのは、核の力などではなくて、こんな言葉を残したジョージのような暖かさ、他者の苦しみを思う想像力、それを心から悲しむ慈愛を、皆が持つことなのに。よりによってジョージのお誕生日に、本当に何ということを始めてくれたんだろう。でも絶望などするものか。ジョージの音楽を聴き続ける。

ウクライナ撮影経験の日本人写真家「誰も暴力的な解決望まず」(NHK NEWS WEB)

上の記事にある写真から、ウクライナの平和な暮らしの美しさがよく伝わってくる。ウクライナの地と人々がこれ以上傷つけられることなく、戦争が一刻も早く終わりますように。

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