2022年7月の雑感:戦争はまだまだ終わらず、万国旗の夢を見る

コロナ禍の入り口だった一昨年、オリンピックの年だった昨年と、7月になると「雑感」と題した記事をここに載せることが続いたので、今年も「7月の雑感」を書く。今年は、戦争の年である。ニュースサイトを見ればウクライナ情勢の記事が毎日載っているけど、すでにそれも日常に埋没しつつある。戦争のニュースが日常だなんて、本当に狂っているのだけど。20年ほど前、アフガニスタン、イラクでの戦争に自分がはっきり反対の意思を持ってから、ずっと感じているモヤモヤのさらに濃くなったものに、頭の周りを覆われ続ける日々である。もちろんそのモヤモヤはずっと昔から世界を覆っていたはずだけど、今よりさらに無知だった若い頃の自分はそれを認識せずに過ごしていたということ。

朝の散歩道から見える場所に、あるときから何本かのウクライナ国旗が掲げられるようになったことは、前に当ブログに書いたことがある。もちろん、ウクライナを応援したいという素直な気持ちからだろう、とそのときは納得していた。ところが最近、そのウクライナ国旗の横に、星条旗が寄り添って立てられるようになった。これは、わからない。日の丸の国の片田舎から、一体どういう考えの表明なのだろうか。書きたくもないけど、正義の味方アメリカさん、ウクライナの平和のために頑張って!みたいなことだろうか。自分にはまったく理解できないことである。もちろん、一日も早くウクライナからロシア軍が撤退して、平和が戻ってほしいと心から思う。だけど……この戦争について、正義の民主主義連合が悪の帝王プーチンを倒せば一件落着、みたいな風に考えている人が、世間にはどれだけいるんだろう。こないだ訳詞を載せた「Universal Soldier」でも歌われているように、戦争は頭のおかしな独裁者が我欲を満たすために一人で行うものとは、自分には到底思えない。

戦争が長期化して一番得をするのは誰なのか、この現状に笑いをかみ殺すのに必死なのはどういう産業の人たちなのか。このまま、戦争とカネで回っている世界でいいんだろうか。この世界に核兵器が存在する以上、このまま行けば破滅は目に見えている。ウクライナへの侵攻が勃発した当初、原発がロシア軍に攻め込まれたときだって、かなり危なかった。せっかく日本は、戦争のない未来に向かうことを宣言した憲法を持っているのだから、それは何十年経っても大切に守りたい。この7月は国政選挙の月。正直、今回の参議院選挙については、XTCの「Complicated Game」で歌われているようなことを思う(これも先日訳詞を載せた)。右に投票しようが、左に投票しようがどうせ同じこと、動かしたい方向に動かされるだけだろうと。でも、投票しないのは、憲法を変えたくてたまらない人たちに白紙委任状を渡すのと同じこと。蝶々のクシャミ一発ほどの影響しかなかろうと、決して諦めてはいないのだという意思表示のためだけに、今週末の参議院選挙に一票を投じに行く。投票したい候補が誰もいなくても、40℃の猛暑になろうと、台風が来ようと、必ず行く。

上記の文章を昨晩書いてから、今朝の散歩に出たときに件の国旗が掲げられている場所を通った。星条旗の隣に、今度は新しくユニオンジャックも加えられていた。おお、ウクライナに英米の国旗が並んで、何だかさらにわかりやすくなったような……そういうのでなく、もっとこう、どうせならもう欧米諸国に限らず、運動会の万国旗みたいに世界中からどんどん並べて、賑やかにやればいいじゃないか。イギリスといえばビートルズ。「Hey Jude」のビデオの後半に出てくる大合唱シーンよろしく、欧米人に加わってインド人もアフリカ人も中東人も、日本人も中国人もロシア人も、皆で出てきて一緒に踊ればいい。我ながらおめでたすぎるが、そんな夢を見ながら歩いた。

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