Early in the morning

インドからの帰国後、冬は寒く夏も比較的涼しい土地で6年半暮らし、去年から関東に移ってきた。こちらで過ごす二度目の夏。暑すぎる。去年も十分に蒸し暑いと思ったけど、あれは全然本気の夏ではなかったと思い知った。先週半ばはそんな暑さが最高潮に達して、夜になっても35℃という、本当にインド並みの熱気にやられた日があった後は3日ほど涼しい日が続いて、高原の避暑地にいるような快適さに心身とも救われた。そんな、夏の暑さがひと休みという意味での「夏休み」も昨日で終わって、また今日から酷暑に殴られ続ける日々が再開しそうだ。それにしても、夏ってこんなに暑かっただろうか。これ以前に関東で過ごした夏となると、15年以上前にさかのぼる。最高気温35℃超の猛暑日がこんなに延々と休みなく続くなんて、やはり当時はなかった気がする。

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天気予報を開いて、向こう10日ほど晴れマークがずらりと並び、猛暑日がひたすら連続するのを見ると、目の前に大きな壁が立ちはだかっているような気持ちになる。こんなもの、乗り越えられるわけがない。本当に、インド帰りが何を言うかと自分でも思うけど、無理なものは無理である。それでも、明けない夜はないように、終わらない夏はない。そう思わなければ生きていけない。今のところは酷暑がいつ終わるのか先が見えないが、何を隠そう昨日は立秋だった。暦の上では、今はもう秋。これからの暑さは残暑なのである。暑中見舞いだろうが残暑見舞いだろうが、暑さに変わりはないけれど、無理矢理にでも秋の気配を捜し出して、目の前高くそびえる夏という壁を乗り越える取っかかりにするしかない。

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暑くなって困ったことの一つが、毎朝の散歩である。1時間かけて近所を歩きながら、当ブログに何を書くか考えたり、何も考えなかったり、道端の植物を眺めたり、ひとしきり嘆いたり、気持ちを整えたりと、自分にとっては欠かすことのできない大切な時間。息子の学校があるときは、朝食を済ませて息子を送り出した後の8時頃に家を出る。これが今のような真夏となると、8時ではすでに日差しが強すぎて散歩コースを消化するのが精一杯、ゆっくり歩きながら考え事どころではないのだ。一方、最近の自分は自然に朝の4時か5時に目覚めてしまって、それからなかなか二度寝できないことが多い。そういう早朝の寝付けない時間には、どういうわけか不安感に襲われて精神的にしんどかったりする。それならもう無理に二度寝しようとせず、早朝から起き出して、歩いてしまえばいいじゃないか。息子の学校も夏休みだから、朝食は散歩から戻ってからで全然いい。こんな簡単なことにようやく気付いたのが先月末のこと。これまでの自分は長年、早起きをする習慣がまったくなかったのだ。小学生の頃、朝5時55分だったかに始まるウルトラマンの再放送を見るために毎朝5時半に起きていたことぐらいしか覚えがない。

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早朝散歩を始めた2日目、その朝は4時過ぎに目覚めたので、よし!とまだ5時にもならないうちに出てみた。こんな朝焼けの時刻から、近所の人々はウォーキング、ゴミ出し、犬の散歩と、盛んに外で活動している。なるほど、と思った。しかし、いつも夜中の12時頃に就寝している自分には、4時起きはさすがに早すぎた。その日は一日中眠くてやってられなかったので、今後は少なくとも5時になるまでは布団から出ないことに決めた。今朝は5時半過ぎに出発。これなら無理がない。

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稲穂に付いた朝露が早朝の日差しに光って、とても美しい。6時半を過ぎる頃にはすでに暑さが忍び寄ってくる感じだけど、直射日光に当たりながらでもまだ歩ける。帰ってからも、まだ涼しいうちに庭仕事をする余裕ができた。本当に、布団の中で無駄に不安感に苛まれているぐらいなら、小学生時代以来の早起き生活に切り替えることを決めたのは全面的に正しかった。この上なくシンプルな正解である。


クリフ・リチャードの音楽をきちんと聴いたことはいまだにないのだけど、「Early In The Morning(しあわせの朝)」は小学生時代に熱心に繰り返し聴いていたポップス特集のテープに入っていて、この曲だけは思い出深い。

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