心の中のジョージに会う日

日付上でのジョージの命日は11月29日。日本時間での実質上の命日、ジョージがこの世にいなくなったことを自分が知った日は、11月30日。この2日間は毎年やはり特別な気持ちになる。こちらの世界にジョージがいなくなってから19年経つけど、自分の心にはいつもジョージが住んでいる。残された音楽を聴き、ギターで追いかけてみれば、まだまだ新しい発見がいくらでも飛び出してくる。この11月終わりの数日間は、ジョージの音楽をいつもよりたくさん聴いて、心の中のジョージに会いに行っている感じがする。前にも書いたことがあるけど、亡くなってからのジョージは、生前よりもっと自分の中で深いところに住むようになり、自分に直接語りかけてくれる存在になっているのだ。19年間そうやってジョージは自分の中から消えることなく共にあったし、これからもずっとそうだろう。

昨晩は、1985年にカール・パーキンスと共演したジョージの映像を観ていた。この時期のジョージ、音楽活動に対する意欲を失って引退同然だったとよく言われるけど、とんでもない。とても溌剌としていて気合いの入った演奏ぶり。リンゴやクラプトンと一緒にステージに立ち、カール・パーキンス・モデルのグレッチを抱えて御大のフレーズを完コピで弾きまくる、誰よりも嬉しそうな姿を見ていると、ジョージは本当にギターを、音楽を心から愛していたのだなあと、こちらまで幸せになってしまう。サイドマンとしてハーモニーを歌い、時々ヴォーカルを取り、ギターの出番になればリードをバッチリと決めるジョージ、本当にこういう立ち位置が格好良く似合っているとつくづく思う。その場にいる全員が幸せそうに音楽を楽しんでいる、愛情に溢れた最高のライブ。自分はDVDを持っているけど、Youtubeでも全編が公開されている。デイヴ・エドモンズと1本のマイクを分け合ってコーラスするジョージの姿が見られる、一番好きな「Your True Love」の演奏を以下に貼る。


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明日はコンサート・フォー・ジョージの映像も久しぶりに観ようと思っている。ジョージの一周忌に開催されたこの追悼コンサート、DVDが出ても自分はずっと買わずにいて、観たのはずいぶん後になってからだった。なぜなのかは、今となってはよく分からない。追悼と名の付くものは苦手だったんだろう。追悼される本人はそこにいないのだから、寂しいだけだと。でも、コンサート・フォー・ジョージは本当に素晴らしいコンサートだった。あのコンサートに出演した人々、観客席にいた人々すべての中にそれぞれのジョージが住んでいて、そのジョージへの愛と感謝を音楽で表現したような一夜だったのだ。ステージで演奏するジョージの姿はなくても、確かにそこに存在していた。同じように自分の中にもジョージがいて、その存在は年々大きく、近くなっていく。

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