完全な別テイクが公開:George Harrison「Run Of The Mill (Take 36)」

昨年11月が発売50周年だったジョージの「All Things Must Pass」。当然出るはずと思われた50周年記念盤は一体どうなるのか、詳細が明らかにされないまま記念イヤーは過ぎて、51周年目の6月を迎えてしまったのだが、先日とうとう、ドカンと来た。その、松・竹・梅と各種取り揃えてリリースされるらしき物体について、詳しく触れることは当ブログの役割ではない。「形あるものすべて滅びる」というタイトルを掲げた作品の超スーパーデラックスエディションなんて、ジョージらしい洒落と皮肉の効いた味わい深いものだと思うけど、一応念のためその「Uber」のお値段を見てみたら、とても冗談で済むようなレベルではなかった。……まあ、マテリアル・ワールドを離れたスピリチュアル・スカイから眺めれば、こんな話はどうでもいいのだ。

そのドカーンというお知らせに先んじて公開されたのが、「Run Of The Mill」のアウトテイクというもの。昨年11月の発売50周年記念日に合わせて公開されたタイトル曲の2020年ミックスに続く、2曲目の新音源公開である。


聴いてみたら、イントロでいきなりエレクトリックなツインギターが飛び出してきて驚いた。今まで知っていた「Run Of The Mill」とは、まったくの別物。上記YouTube動画のクレジットを見ると、ギタリストとしてエリック・クラプトンとピーター・フランプトンが参加している模様。この二人のツインギターなのだろうか。

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もちろん、正式バージョンのイントロは、ジョージのアコースティックギター演奏の中でも名演中の名演。どうしたってあれを超えるものはあり得ないけど、これはこれで、とても面白いと思った。こんなものが今まで誰の耳にも触れることなく眠っていたとは。51年目の50周年記念盤は、8月6日に世界同時発売。元から十分ものすごい作品の、さらにものすごい50周年記念になるのだろう。首を洗って待とう。

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