Goin' Back

現在の自分は先行きが不透明で、来年春には必ず生活環境が大きく変化するのだが、早く決めたい身の振り方が諸事情でなかなか決められない状況。最近はまたアメリカ出張代わりのリモート仕事をしていて、今回は短期間なので明日には終わってしまうのだが、やはり自分にとってはストレスフルな仕事で、気持ちがばたばたしている。世間のニュースは相変わらず新型コロナ感染者が今日は何百人出たか、そして近ごろはアメリカ大統領選のことで持ちきり。自分は日々の作業中に他のものが見たくなるとちょくちょくニュースサイトを見るのだが、止めどなく入ってくる情報の洪水に心底ウンザリしてしまう時期が定期的に訪れる。今がまさにそれで、赤が勝つのか青が勝つのか、ここ数日は選挙の成り行きに世界中の目が釘付けなのだろうが、自分は現在そんなニュースをほとんど見ていない。何事もなるようになるだけ。もう現在も未来も見たくない、過去だけに目を向けて暮らしたい。

そんな今、最新ニュースの代わりによく見ているのが、Youtubeにいくらでも載っている4K画質の風景映像である。最近、必要があってネット接続を高速にしたので、世界じゅう色々な場所の映像が、そこにいるような綺麗な画質で見たいだけ見られるようになった。こういうのをぼけーっと眺めるのが最近の自分の新しい息抜き。初めは美しい自然を写したドローン映像などを観ていたが、今は外国の街の映像を観るのが楽しい。旅行番組みたいなあちこち忙しいものではなく、ただゆっくりと街を散歩しているだけみたいな映像。トルコのイスタンブールの風景とか、最高である。


外国の街。自分も6年前の10月まではムンバイで日常を送っていた。何となくムンバイ映像を観るのは避けていたが、昨晩とうとう観てしまった。街歩きではなく、ドライブ映像。

ムンバイでは日常的に、車やバイクやスクーターを自分で運転して動き回っていた。上の動画に出てくるルートは、在住当時は文字どおり何百回と行き来した道だった。いま見ても道順は完璧に思い出せる。ムンバイの風景は6年前と全然変わっていない。映像で体験する限り、まだまだムンバイで暮らしていた頃の自分に戻ることはすんなりとできそうに思える。

上は、今晩観たムンバイ映像。これはかなり最近撮影されたもののようだ。なにしろ、道行く人々がマスクをしているのである。マスクをするムンバイ人なんて、10年以上前に新型インフルエンザが流行したときに一瞬見かけた程度。このたびのコロナ禍ではムンバイでもたくさんの人が感染し、亡くなった。自分の知り合いの一人も犠牲になってしまった。ムンバイ人も今年は、日本にいる自分と同じようにマスクをしているんだな。過去に逃げ込むつもりが、結局は現在の世界で起きていることとのつながりを感じさせられることになった。

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2014年10月、ムンバイで過ごした最後の日に撮った写真

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