晴れた週末の朝、キュウリとオクラの片付け

10月も下旬に入って庭の八町きゅうりはすっかり枯れ、オクラも倒れてしまった。ある晴れた週末に片付けよう、と思っていたら今日土曜日は爽やかに晴れて、まさに庭仕事日和。散歩から戻って、さっと済ませてしまった。育てるのは5カ月半、片付けるのは10分。ありがとうございました、と思いながら枯れた植物を抜き、支柱を撤収した。オクラは今年も綺麗な花をたびたび咲かせて楽しませてくれた。もちろん採れたてのオクラは柔らかくて美味しかった。そして、初めて種から育てた八町きゅうりは本当に素晴らしかった。やはり種取りから自分の手でお世話した植物は思い入れが違う。夏の間じゅう青々と茂ってくれて、スーパーでは普通に手に入らないキュウリが庭からいくらでも収穫できて、とても美味しくいただいた。本当にありがとう。

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8月中旬、最盛期のキュウリとオクラ

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抜く直前

枯れたキュウリを抜く作業をしているときになぜか、小学生の頃によく読んでいた「ドラえもん」のコミックスに出てくる、ドラえもんが未来に帰って一旦最終回になる話のラストシーンを思い出して、感傷的な気持ちに浸ってしまった。ドラえもんがいなくなって初めて迎えた朝、がらんとした部屋でのび太が気丈に寂しさを乗り越えようとするシーン。今、どんな絵とセリフだったか確認しようと「さようなら、ドラえもん」を検索してラスト数コマを久々に見たら、本当に涙がこぼれてきた。「きみが帰ったら へやががらんとしちゃったよ。でも……すぐになれると思う」……この歳になって改めてこういう名作に不意打ちを食らうと、泣けすぎてダメだ、ほんと。

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がらんとしちゃったよ

例年なら、夏の植物を抜いた後すぐにチューリップの球根植えに取りかかったりして、こんな風に感傷的になることはないのだが、今年は片付けるだけでもう植えるものがない。来年の春でこの庭とはお別れなのだ。だから寂しさもひとしお。それにしても、ドラえもんでどうしようもなく泣けてくるなんて、自分にしてはかなり妙だ。やっぱり心の中が色々と不安で疲れているのかもしれない。まあ、八町きゅうりもオクラも、しっかり種は取ってある。来年の春にはまた種を蒔けば会えるのだ。どこの庭で会えるのかはわからないが。

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種取り用の巨大化したオクラ

冬の庭では植物は育たないけど、いつもヒマワリの種をエサ台に出して小鳥を集めて楽しんでいる。よく来てくれるのがシジュウカラとカワラヒワで、ジョウビタキもときどき見られる。抜いたキュウリの支柱は、組んだ形のままエサ台の近くに移動して、止まり木にしてみた。元はイチョウの木があったのだが、小さな庭にはとても不釣り合いなほど大きくて、お隣さんにも迷惑をかけていたので、こないだ大家さんが植木屋さんを呼んで切り株にしてしまった。いつも鳥たちが止まっていた木がなくなってしまったので、代わりに支柱を立てたのだ。うまくそこに止まってくれれば鳥が窓からよく見える。最後の冬の庭は鳥たちに楽しませてもらおう。

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