ホウセンカの不思議と白いユリの花

3年前に取ったホウセンカの種を庭の端っこに蒔いたら、どんどん成長してたくさん花を咲かせるようになり、7月の庭を明るくピンク色に彩ってくれていたけど(花が咲いた頃の記事)、お盆を過ぎて花の数もだいぶ減ってきた。花の後は、紡錘形の実が縦に連なってできる。

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この実をちょっと指でつまむと、皮がぱっと縦に裂けてくるっと丸まり、種が出てくる。これが本当に不思議で面白い。どんな巧妙な仕掛けになっているんだろう。指先でちょっと圧力を加えただけで皮がパチッとはじけて数枚に分裂し、中身の種が飛び出して、もう二度と元には戻らない不可逆的メカニズム。絶対に人間はこれを真似た仕組みを工場かどこかで取り入れているはずだ。

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この茶色い小さな種の一粒一粒がまた発芽すれば、またピンク色の花が咲いて実ができ、あの種がはじけ出てくる絶妙な仕掛けが再現されるのである。これを不思議と呼ばずに何と呼ぼう。

このホウセンカ群の隣に、いつの間にかユリが一本だけ生えてきて、真っ白い花が2つ、左右対称に斜め下を向いて咲いている。

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庭のほかの場所にもぽつぽつと一本ずつ、数本のユリが生えてきて先週末あたりから花を咲かせ始めた。自分はあまりユリに馴染みがなくて、これも自生してきたものを放っておいたら勝手に咲いた花である。ユリの花、自分の家で咲かせるにはちょっと華麗すぎるイメージがあったけど、この白いユリは自宅の庭にもしっくり来る感じで、気に入った。見た目が似ている花をネットで探して名前を調べてみると、テッポウユリかタカサゴユリかどちらかのようだけど、葉の細さから見るとタカサゴユリっぽい。台湾から入ってきた帰化植物とのこと。近ごろは散歩に出ると近辺で同じ花がよく咲いている。春のヒメキンギョソウと同じく、この土地に馴染んでいる植物なんだろう。

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