ジョー・ブラウンとジャンゴと「I'll See You In My Dreams」

コンサート・フォー・ジョージのラスト、ジョー・ブラウンという歌手がウクレレを抱えて歌うのが「I’ll See You In My Dreams」。優しい微笑みをたたえながら歌うジョー・ブラウン、ステージに並んだ出演者一同もとてもいい笑顔で、深い余韻が残るシーン。ジョー・ブラウンについて自分はこの映像で接するまで知らなかった。ビートルズより先輩、60年代初頭にデビューしたイギリスの歌手で、ヒット曲の「A Picture Of You」をデビュー前のビートルズが演奏したBBCライブが残っている。ヴォーカルを取るのはほかでもないジョージ。ジョー・ブラウンは生前のジョージが敬愛していたミュージシャンだという。ジョージはウクレレも愛していた。

コンサート・フォー・ジョージの10年後、2012年にジョー・ブラウンは「The Ukulele Album」という作品を出している。昨日、コンサートのラストを観て改めてじーんとした後、Spotifyでその作品を聴いた。もちろん「I’ll See You In My Dreams」収録、そのほかにELOの「Mr. Blue Sky」のカバーとか、ウィルベリーズの「Where Were You Last Night」まで入っていて、おおお、と思った。いい演奏。


「I’ll See You In My Dreams」、ぐぐってみると元々1924年に発表されたという非常に古い曲。ジャンゴ・ラインハルトも演奏していた(ジャンゴ版はいま初めて聴いた)。

ジャンゴ・ラインハルトもジョージが敬愛していたギタリストで、「Honey Pie」でのジョンのギターをジョージがジャンゴみたいだと絶賛したそうだし、ジェフ・リンの「Armchair Theater」でジョージがすばらしいスライドギターを披露している「September Song」はジャンゴの持ち曲。あのギターはジョージなりのアプローチでジャンゴを表現した演奏だと自分は思う。

I’ll See You In My Dreams、夢で逢いましょう。ジョージが夢に出てきてスライドギターを教えてくれたらどんなにいいだろう。ウクレレも教わりたい。ジョージがウクレレを持ち歩くときは、ほかの人も一緒に弾けるように2本持っていた、というエピソードがとても好き。

タイトルとURLをコピーしました