インド日記2011年6月:近所のビーチに巨大な廃船が漂着

最近、ウィズダムという一隻の巨大な廃船が連日ムンバイのニュースを賑わせている。スリランカのコロンボから、ムンバイより北の沿岸にあるグジャラート州の廃船解体場まで別の船に引っ張られて運ばれる途中、海が荒れていたために我が家の近くの海上で牽引船とはぐれて漂流を始め、ムンバイ郊外随一の観光スポット(ただしゴミだらけ)、ジュフー・ビーチの浅瀬に乗り上げてそこに居座ってしまったという。ジュフー在住のインド映画界一の大スター、アミターブ・バッチャンも驚愕したという、巨大な船がジュフー・ビーチに出現したさまを一目見てみたかった。我が家から見える海に大きな船が来ることなど普段はないのだが、新聞の記事によればウィズダムは漂流中に近所の海を通っていったらしい。いったいどんな様子だったんだろう。実際に通過中のところを見ることができなかったのが悔しいが、やけに想像力をかき立てるものがあった。

土曜日の朝刊を読んでいると、その日の昼に高潮を利用してウィズダムを海に戻す作戦が行われるらしい。もたもたしていては見られなくなってしまうかもしれない、ということで朝食後、バイクでジュフー・ビーチへ。


いたいた!確かにでかい!


さすがに物見高いムンバイ人、朝から相当な人出だ。それにしても、ムンバイの観光名所に正面から突っ込むとは、かなり目立ちたがり屋な廃船といえよう。


最接近。巨大な船を真下から見上げる人々。こんな写真が撮れる機会もそうそうない。何か御利益感があるのか、船の先端を触る人たちもいた。


船をバックに記念撮影をする家族(後記:当時、まだまだスマホは普及してなかった。現在だったらセルフィー撮影者でごった返していただろう)


巨大船を前にしても子供らは砂遊び

その日の夜のニュースによれば、救出作戦は失敗に終わったらしく、ムンバイに忽然と現れた新名所、ウィズダムはもうしばらく注目の的になりそうだ。(後記:結局、ジュフービーチに20日間滞在したのち、7月に入ってようやく移動に成功した)


この珍事を報道するために集まったテレビの中継車

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