It's All In My Mind

東京~名古屋~大阪と3公演をこなして日本を去っていったTFC。明日からはオーストラリア公演が始まるようだ。お疲れ様でした。最高に最高のライブ、ありがとうTFC!月曜夜に公演を観た後、余韻でボーッとした状態が金曜の朝になっても続いている。気がつくとライブのことを思い出して、何かしらぼわーっと思っている。日常モードに戻らないといけないのに、なかなか。でもそろそろ本当に。この記事を投稿して区切りにしたい。できるかな。

日本では毎回セットリストが変わったようで、ライブのオープニング曲が3日とも違った(setlist.fmのセットリストが正しければ)。自分が観た東京では「The Darkest Part Of The Night」、名古屋では「Start Again」、そして大阪は「It’s All In My Mind」。ライブレポートに書いたように、ジェリーと別れて最初のツアー、最後の曲にとても大切な意味が込められているのと同様、オープニング曲にも何か意味があるような気がしていて、東京の「Darkest~」は先日書いたとおり、名古屋の「Start Again」はもうわかりやすすぎるぐらい。しかし大阪。ちょっと考え込んでしまった。

プロの音楽評論家なら、音楽的文化的な知識、推論、あるいはアーティストとの個人的つながりを駆使して、この曲にはこんな心情、意味が込められているんですよ、と鋭く解説してくれるのかもしれない。しかし自分はそういうのをあまり読みたくない。以前はそういうのを一字一句漏らさず読みふけったりしたものだったけど、今はあまりもう色々な情報を入れたくない。アーティスト本人に、この歌詞はこういう意味を込めて書いたんだよ、と解説してもらうのすら微妙。あの曲の歌詞は「Darkest」や「Start Again」と違って暗示的、抽象的なもの。とにかくリフレインの「It’s all in my mind」が心に残るすべて。その答えは誰か詳しい人に教えてもらうことではなく、まさしくマイマインドの中で探すもの。

歌詞の具体的な意味はよくわからないけど、音楽から自分にわかることはある。単調な8分音符の刻みとほとんど1音のメロディで無表情に始まって、スナッピーを外したスネアドラムの音はもこもこと停滞した感じ。途中からドラムのサウンドが勢いづいて音楽が動き出す。歌詞は最初と同じ曇りがちなリフレインだが音楽は力強く前に進み始める。ああ、そんなオープニングだったのか、大阪公演!その場にいたら、大阪に登場した新生TFCが、ライブの最初に音楽で伝えたかったことがもっとよくわかったんだろうな。

「It’s All In My Mind」でもうひとつ思ったのは、自分がライブレポートで「苦手」と書いた「Man-Made」を再評価せよ、というTFCからのメッセージをあらためて受信した気がするので、やはりこのアルバムは今後もっと気持ちを入れて聴き直していこうと。前回来日ではそれが「Howdy!」だった(今回の東京公演で「Howdy!」からは一曲もやっていない)。「Man-Made」からもう1つ演奏されたレイモンド曲、「Only With You」もライブで聴かせてもらって良さがとてもよくわかった。これからは、あの曲を聴くたびに今回のライブのことを思い出し、イントロとアウトロでピアノの単音フレーズを淡々と弾くエイロスの姿が頭に浮かんでくるだろう。

昨晩、「It’s All In My Mind」のPVも何度か繰り返し観た。


自分が幼少の頃によく見ていた思い出がある「がんばれ!ロボコン」を思い出さずにはいられないロボット(同世代にしか分からないだろう、多分)。森の中の小屋に住んでいるロボットが公園に出て人並みに楽しんでみようとするが、不格好なロボットなので全然うまく遊べず、最後にあきらめてとぼとぼ小屋に戻っていくという、滑稽だけどなんとも悲しい内容。Isn’t he a bit like you and meという感じ。いや、ユーについては知らないが、ミーは身につまされましたね、たいへん。でも何だかとてもいい映像だった。

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