訳詞:Crowded House「Don't Dream It's Over」

今年の1月に一度ここに投稿したけど、何かが気に入らずすぐに没にした訳詞。1月の時点ですでに、世界のおしまいは近いのかも、なんて思いながら訳したものだが、なかなかどうして、2月からの状況はどうだ。世界のどん底だと思っていたら思わぬところにでっかい穴が空いていて、さらに深く深くどん底まで落ちている最中である。つまり、もうおしまいだなんて寝ぼけてる場合ではなかったのだ。訳詞を下書きから引っ張り出して、改めて載せることにした。80年代、特に後半に流行ったものは未だに個人的に拒絶反応があって、受け入れられないものが多いのだが、この曲は耳にするたび心にすっと入ってきて、しばらく抜けなくなる。

歌詞の中でひとつ、「Only shadows ahead barely clearing the roof」の部分がよくわからなくて、色々調べたけどどうにもピンと来なくてずいぶん悩んだ。再投稿にあたって、この部分はまた考え直した。ここでの「clearing」は「綺麗にする」ではなくて、高いものを乗り越えるとか、障害物をクリアする、の方の意味だと思う。この次の「Get to know the feeling of liberation and release」とつなげて解釈してみたら、何とか意味が取れたけど、合っているのかどうか。屋根をかろうじて乗り越えた影だけが、自由と解放の気持ちを知るようになる……お先真っ暗な状態まで落ち込んでどっぷり絶望を味わったときにこそ、解放されて自由になれるんだぜ、みたいな前向きな意味だと思う、たぶん。

心の中にも外の世界にも 守るべき自由がある
土砂降りの雨を紙コップで捕まえようとしている
行く手には戦いが待っている たくさんの戦いに負けてきた
それでもこの道に終わりはないんだよ
僕と一緒に旅をしている限りは

おい、しっかりしろよ
もうおしまいだなんて 寝ぼけてる場合じゃないよ
おい、しっかりしろよ
世間が干渉してくる
しつこくやってきては
僕らを隔てる壁を作ろうとするけど
奴らの思い通りにはさせないよ

僕の車はレッカー移動中 屋根に穴が空いてる
ものを持つと疑い深くなる 証拠もないのに
今日も新聞には戦争や環境問題の話
でも君はそんな記事に目もくれずテレビ欄に一直線

おい、しっかりしろよ
もうおしまいだなんて 寝ぼけてる場合じゃないよ
おい、しっかりしろよ
世間が干渉してくる
しつこくやってきては
僕らを隔てる壁を作ろうとするけど
奴らの思い通りにはさせないよ

今また僕は太鼓のビートに合わせて歩き始めた
君の心の扉まであと何歩でたどり着けるか数えている
目の前に伸びる絶望の影が屋根まで届いたとき
やっと解放されて自由な気持ちになれるんだ

おい、しっかりしろよ
もうおしまいだなんて 寝ぼけてる場合じゃないよ
おい、しっかりしろよ
世間が干渉してくる
しつこくやってきては
僕らを隔てる壁を作ろうとするけど
奴らの思い通りにはさせないよ

奴らになんか負けるな
おい、しっかりしろよ

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