訳詞:John Lennon「Crippled Inside」

今年は、11月29日(日本時間30日)にも、12月8日(同9日)にも、当ブログに記事を書くことができなかった。文章を書く意欲がまったく湧かないのである。その埋め合わせというわけでもないのだけど、昔から大好きな「Crippled Inside」の訳詞をやってみることにした。この曲にはジョンもジョージもいるし、今は自分自身が「Crippled Inside」、心の不自由な人なので、かえってうまく訳せるかもしれないと思った。いずれにしても訳すのにまったく苦労しないとてもわかりやすい歌詞で、ブログ書きのリハビリにもちょうどよさそうだ。

靴をピカピカに磨いてスーツで決めてもいい
髪をとかしてハンサムを気取ってもいいさ
素顔を空笑いで取り繕うこともできるけど
ひとつだけ隠せないのは
ひどく壊れてしまったこころの中

仮面をかぶって厚化粧をしてもいい
自分は人間なんだと主張するのもいいさ
カラーとネクタイで格好つけることもできるけど
ひとつだけ隠せないのは
ひどく壊れてしまったこころの中

ねえ、猫には命が9つあるっていうだろう
9回も生き返るんだぜ猫は
でも君の命はたったひとつ 犬の生活だって楽じゃないよ
ママ、ちょっとおもてを見てごらん

教会に行って賛美歌を歌うのもいい
僕の価値を肌の色で判断してもいいさ
死ぬまで偽りの人生を送ることもできるけど
ひとつだけ隠せないのは
ひどく壊れてしまったこころの中

あのさ、猫には命が9つあるっていうよね
9回も生き返るんだぜ猫は
でも君の命はたったひとつ 犬の生活だって楽じゃないよ
ママ、ちょっとおもてを見てごらん

教会に行って賛美歌を歌うのもいい
僕の価値を肌の色で判断してもいいさ
死ぬまで偽りの人生を送ることもできるけど
ひとつだけ隠せないのは
ひどく壊れてしまったこころの中

ひとつだけ隠せないのは
ひどく壊れてしまったこころの中

ひとつだけ隠せないのは
ひどく壊れてしまったこころの中


「Crippled Inside」のイントロは自分がギターを覚えたばかりの高校生時代から今まで、ギターを持てばいつも何となく弾いてしまうもののひとつで、今日もぼんやりとギターを抱えていたら指が勝手に弾き始めたので、この曲のことを思い出したのである。この童謡みたいなフレーズ、何か原曲があるんだろうか。猫と犬が出てくる部分は、Koerner, Ray & Gloverというフォークグループの「Black Dog」が元になっているという。このグループのオリジナルバージョンを聴くのは自分も今日が初めて。誰が聴いても明らかに「Crippled Inside」のミドル部分である。

「Black Dog」は、ビートルズも1969年1月の「Get Back」セッションで軽く演奏している。自分はこの曲をこちらの演奏で知っていた。このジョンが気怠く歌うスローな「Black Dog」、ちょっと行き過ぎたレイドバックという感じで、かなり好きなのである。あのルーフトップ・コンサートから一夜明けた31日に、アップル・スタジオで「Two Of Us」を仕上げるなどしたセッションでのジャムの一幕。レッドベリーの「Take This Hammer」から始まり、何と「Run For Your Life」のちょっと自嘲的なセルフカバーで終わる、9分近くに及ぶメドレーの中で登場する。映画「ザ・ビートルズ: Get Back」でも、エンディングあたりでこのメドレーの一部が使われていた記憶がある。

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