「My Sweet Lord」英盤シングル発売50周年(昨日)/セット・オン・ユー全米1位から33周年(今日)

何だか不思議なことがあるものだ。昨晩、お酒を飲みながら何となく「My Sweet Lord」のシングルをかけたくなって、とても久しぶりにターンテーブルに載せた。45回転シングル、レコード屋で良いのに出会えば買うけど、実際に聴くことは滅多にない。でも昨晩は、何となく。そして今朝、その曲のシングルが発表されてから昨日がちょうど50周年だったことを知った。


昨晩の自分、スマホも何も見なかったのに、何か受信したんだろうか。まあ、この話には少し誇張があって、実際に持っているシングルは本国より先に出ていた(1970年11月)米国盤である。それにしても、かなりドキリとする偶然だった。米盤シングルは「Isn’t It A Pity」と「My Sweet Lord」の両A面という、超重量級な内容。アメリカ出張のとき、サンフランシスコにある大型レコード店Amoeba Musicで手に入れた。10ドルしなかったと思う。もちろん、大切な宝物。

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さらに、今日1月16日は「Got My Mind Set On You」がビルボードのHot 100チャートでナンバーワンになった日でもある。33年前、1988年のことだった。当時、高校生だった自分は、実家で取っていた新聞に毎週載るビルボードチャートに必ず目を通していた。まさかそのトップに、マイケル・ジャクソンやホイットニー・ヒューストンを押しのけてジョージ・ハリスンの名前が登場する日が来るとは夢にも思わず、本当に嬉しく誇らしい気持ちだった。その少し前まで、ジョージは「Gone Troppo」の商業的失敗に失望して音楽から手を引いたというのが一般的な認識だったので、ジョージがリアルタイムでヒットを放つなんて想像すらしたこともなくて、喜びもひとしおだった。これを境に、ウィルベリーズ結成、ダークホース期の全作品再発、来日公演と、一挙にジョージ祭りのような充実した日々が続いた。33年前のあの日は、自分の中でジョージが特別な存在になった原点の一つ。


この曲の成功は、イントロからずっと続く歯切れのいいリズムパターンの楽しさに尽きると思うけど、当時44歳のジョージの溌剌とした歌いっぷりも最高。ジョージにしてはかなり高いキーで頑張っている感じだけど、まだまだ若かったのだなあ。高校生だった当時、40代のジョージはずっと上の世代に感じられたけど、今の自分はあのときのジョージをとっくに上回ってしまった。当のジョージも、もうこの世にはいない。それでも、この曲の楽しさは何十年経っても色あせないし、ナンバーワンになった日のことは嬉しい記憶として自分の中にずっと残る。

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