赤玉ねぎを植え、赤トウガラシを天日で干し、道端の野菊と友だちになろうとする

文化の日に作っておいた植え場所に、先週末に赤玉ねぎを植え付けた。30本ほどの苗を植え終わり、土に敷き藁をかぶせると、植えたものがほとんど見えなくなってしまった。玉ねぎの苗はとても細いのである。

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このまま細々と冬を迎え、冬を越し、来年3月頃から徐々にしっかりしたネギになってくるはず。今週末には、夏前に掘り出したチューリップとラナンキュラスの球根も植えるつもり。ほかに先週やったのは、プランターでたくさん育てていた赤トウガラシの収穫。

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完熟トウガラシの鮮やかな赤、こうやって集まると本当に綺麗で、ついつい見入ってしまう。上の写真は先週の収穫直後に撮ったもので、天気のいい昼間には外に出して天日干ししている。今朝はこんな感じ。

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完全に乾燥したら細かく輪切りにして食卓に置き、あらゆる料理にパラパラと散らして辛くしてしまうのである。トウガラシ、今回の収穫だけでもすでに結構なボリュームだけど、今年は半日陰の南東側にもまだまだ地植えのトウガラシがたくさん控えていて、こちらも赤みがどんどん強まっている。手元にあった種を蒔いたらたくさん発芽してきて、せっかく出たものをできる限り捨てずに済むように植えたら、こうなった。

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毎朝の散歩に出れば、前回園芸記事に書いたヒメジョオンとの再会をきっかけに、近ごろはわりと道端の花に目が行くようになっている。秋になって、とある花がよく目に入ってくるので、その名前を調べたりした。薄い紫色をした、控えめなマーガレットのような花。

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このあたりでは至る所の道端で見かけるので、ごくありふれた花なのだと思う。ネットで秋の野草の写真をざっと調べてみれば、同じ外見の花がほどなく見つかった。花の名前は、カントウヨメナ。関西の方では単にヨメナという植物が分布していて、それとよく似ているけど、カントウヨメナはその名の通り世界で関東地方にしか自生していないらしい。そう考えると、近所ではありふれていても、世界的にはとても珍しい植物ともいえる。

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とはいえ、後からもう少し調べてみると、似たような外見の花を咲かせる近縁種はほかにも色々とあって、一般には大ざっぱに「野菊」と総称されているようだ。ざっと検索しただけでも、カントウヨメナ、ユウガギク、ノコンギクと、ほぼ同じ外見の花を咲かせる「野菊」が何種類も見つかってしまう。そうすると、この野菊は本当にカントウヨメナなのか、疑問符が付いてくる。ハルジオン/ヒメジョオンと同じように、葉の形などで見分けるようだけど、自分にもうまく識別できるだろうか。

植物となかよしの友だちになるためには、まずその植物の名を知ることです。植物にはみなそれぞれ名がつけられています。その名を正しく知ることが植物に近づく第一歩です。あいての名も知らないでなかよしになることはできません。
(「牧野富太郎植物記」第1巻より)

上記の言葉を自分は大切にしている。全8巻ある「牧野富太郎植物記」は小学校高学年向けに書かれた本で、第1巻の巻頭にあったこの言葉も植物に興味を持ち始めた小学生に向けたものだけど、野菊がどういう花なのかすらよく知らなかった自分も、植物の世界ではまだまだ小学生のようなもの。つくづく無知だなあと思う。カントウヨメナなのか、ユウガギク、ノコンギクなのか、まだわからないけど、この野菊とも牧野博士が言うところの「なかよしの友だち」になりたい。友だちになるには、その名を正しく知らなければならない。ハルジオン/ヒメジョオンの次は、難しそうだけど野菊の見分けに挑戦してみよう。こうやって、今までろくに目にも入らなかった花が見えるようになったのは、自分の世界が少し広がったような気がして嬉しい。知ることは見えること、何も知らなければ何も見えないんだなあ。

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