リンゴ82歳のお誕生日に「Rock Around The Clock」を聴く

今日は7月7日、七夕の日。リンゴ82歳のお誕生日でもある。七夕に生まれたスターだなんて、何と覚えやすいお誕生日であろうか。おめでとうございます!リンゴの最新リリースって何だったっけ、とYoutubeを見てみると、現時点での最新作EP「Change The World」に収録の「Rock Around The Clock」のカバーが出てきた。言うまでもない、ビル・ヘイリー&ザ・コメッツによる1954年のヒット曲。ロック史の教科書があるならば大化の改新的な位置付けで登場し(適当)、とにかく確実に試験に出る曲である。


リンゴのドラム、80歳をとっくに過ぎても腕はまったく鈍っていなくて、本当に格好いい!ビートルズ初期、「With The Beatles」あたりの時期にリンゴがよくやっていた、ハイハットをハーフオープンで叩く奏法が自分は大好きで(ハイハットを固く閉じてチッ、チッ、と刻むのではなく、軽く開けて2枚のシンバルをジリジリと共振させ、チーチーチーという連続音を出す)、そのサウンドが時々この演奏に登場する。自分にとってはこのハイハットの金属音こそがロックという音楽そのもの。身を乗り出さんばかりに聴いてしまった。ジョー・ウォルシュも相変わらずの調子良い感じで、リンゴの歌いっぷりも相変わらず。とても楽しい演奏だった。

リンゴ・スターの最新EP『Change The World』から「Rock Around the Clock」MVが公開(uDiscovermusic日本版)

「Rock Around The Clock」のビデオが公開されたのは去年の11月で、このたびのお誕生日と直接の関係はないのだけど、上の記事を読むと、リンゴ15歳の誕生日の思い出が詰まった曲なのだそうだ。少年時代のリンゴは病弱で、7歳と14歳の誕生日は病院で過ごした。やっと退院できたリンゴは15歳の誕生日、1955年の今日を祖父母とマン島で迎え、その地で見た映画「暴力教室」で初めて「Rock Around The Clock」に出会ったという。そこでの観客たちは映画の邦題よろしく椅子を投げ始めるなどの破壊行為に及び、それを見た病み上がりのリンゴは「ワオ、これは最高だ!」と思ったとのこと。この15歳の誕生日の出来事が、リンゴのロックンロール原体験だったわけだ。自分にとってのロックはそんなリンゴが叩くハイハットなので、きっとその「ワオ!」があのシンバルのビートに込められているということなのだろう。病気に悩まされた子供時代を乗り越え、80歳を過ぎてもこんなに元気な様子を見せてくれて、本当にありがとう、リンゴ。改めて、82歳のお誕生日、おめでとうございます。182歳まで長生きしてください!

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