志村はジョージだった

せっかく志村けんを追悼する記事を書いたのに、全ジ連ブログとして必ず触れるべきだった重大な点を見過ごしたまま終わっていた。志村けんは、ジョージだったのだ。うかつにも知らなかった。以下のツイートを教えていただいた。(後記:ツイートは現在削除されているようなので画像のみ掲載します)


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高校時代の志村がここまでジョージだったとは。そもそも、志村がビートルズファンで武道館公演を観に行っていたことすら知らなかった。ドリフが武道館公演の前座を務めたことはあまりにも有名な事実だが、将来そのメンバーになる志村が客席にいたわけだ。ドリフが出た日とは別の日に観ていたらしいけど、武道館でジョージと同じステージに立ったグループに加入して、ジョージと同じ最年少メンバーとして活躍することになるという、そんな不思議な運命だったのだ。

志村がビートルズファンだったとは認識してなかったけど、グループサウンズと関わりが深かったことは、テレビを観ていた当時から知っていたのを思い出した。「加トちゃんケンちゃん」か何かで、スパイダースの「バン・バン・バン」を「とぼけた顔して~」とよく歌っていたし、タイガースの「君だけに愛を」をいじって、「君だけ『に』」「君だけ『は』」「君だけ『を』」などと助詞を強調して歌うというネタもあった。そうだった、高校時代の志村はジョージだったけど、テレビでよく見ていた志村は沢田研二とよく似ていて、二人でよくコントをやっていたんだった。志村とジュリーが入れ替わったりとか。武道館でビートルズの前座をやっていたドリフ自体、ほとんどGSの一種みたいなものだっただろう。そこに黒人音楽の要素、ソウルとファンクを持ち込んだのが新加入の志村だったことはよく言われている。ビートルズからそっちに進んだ志村には、やはり音楽に対する熱く深い探究心を感じる。


それにしても、志村はビートルズファンの中でも特に、ルックスをコピーするほどのジョージファン。どうしてジョージだったんだろう。もしかして、自らを徹底的にネタにして笑い飛ばす乾いたユーモアのセンスに、共通するものを本能的にかぎ取っていたのだろうか。それなら志村のジョージ話が聞きたかった。あらためて、早すぎる死が残念だ。安らかに。

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