ジョージの命日に捧げる「Give Me Love」(7年前のギター演奏の再掲)

2001年11月29日(日本時間で30日未明)にジョージが亡くなって、今年で21年目を迎えた。29日と30日は例年のようにジョージ関連曲全部入りのプレイリストを終日流して、ジョージのことを偲ぶ。21年前の自分を思い起こせば、ずいぶん遠くまで来たものだと思う。なにしろ、29歳だったのが50歳になったのだから。でも、集中してジョージの音楽を聴き、心の中にいるジョージのことを思うときには、時間という概念はあまり関係なくなって、いつどこにでもジョージは存在するように感じることができる。つまり、超時間・超空間である。


自分が長年聴かずに取っておいた「電子音楽の世界」を初めて聴いたのは、2年前の命日の前日で、そのときのことは当ブログに書いたことがある。以後、この作品を日常的に聴くことは決してないのだけど、ジョージプレイリストを流せばこのアルバムの曲もかかるので、命日には何度か聴くことになって、おかげで一昨年から、「電子音楽の世界」の摩訶不思議なシンセサウンドとジョージの命日は、自分の中で何となく結び付いてしまっている。

「電子音楽の世界」では当時最先端の電子楽器だったムーグシンセを弾きまくり、先進性を見せつけたジョージだけど、少年時代から愛し続け、最後まで腕前を磨き続けていた楽器は、言うまでもなくギター。自分にとってもギターは本当に大切な存在で、中学生の頃からずっとそばにいて自分の人生で一番付き合いの長い友達。今これを書いているときも座っているPCデスクの脇には一本のストラトが立てかけてあって、これを取り上げて弾くことは日常動作の一部である。学校では友達などほとんどいなかった自分に、この生涯の相棒をくれたのはジョージだった。ギターを始めたのは、ビートルズの曲をコピーしたい一心だったのだ。カントリーをルーツとするジョージのギター、初めのうちは難しすぎてとても手が出せなかったけど、チャック・ベリーのカバーあたりを取っかかりに、少しずつ経験値を上げていった。一つ一つ、ジョージのやっていたことが解明できたときの喜びは何物にも替え難かったし、今でも新しい発見は続いている。知れば知るほど、どこまでも奥の深い複雑な美しさに圧倒される。いつ何があってギターが弾けなくなるかはわからないけど、曲がりなりにも弾ける体を維持できる幸運に恵まれるのなら、自分は一生ジョージを追いかけてギターに触れ続ける。

自分はSoundCloudにアカウントを持っていて、ギター演奏を録音したものをぽつぽつと公開している。5年前のクリスマスに上げたのが今のところ最後だけど、やる気になればまた再開したい。そこに初めて上げた録音は、7年前の命日にジョージに捧げるつもりで「Give Me Love」をソロで弾いたもの。いつまでここにいられるのかわからない自分、ここで見せられるものは臆面なく見せてしまうことにした。今年の命日にはその7年前の録音をここに載せる。気分が盛り上がったところですかさずスマホで録ってしまったので音は悪いけど、そのときの「気分」を録音物として残すのには成功したと思う。拙いながら、少なくとも聴いて後悔するほど酷い演奏ではないので(自己申告だけど)、聴いていただければとても嬉しい。この場で改めて、ギターの師、世界最高のギタリスト、ジョージの命日に捧げる。ありがとうジョージ。

タイトルとURLをコピーしました