Things I worry about do happen sometimes (but it's all right)

5年前から、毎年夏になると必ずアメリカに召集されて2~3週間のチーム仕事をしていた。アメリカとの往来がきわめて難しい状況の今年、その仕事はどうなるかと思っていたが、かなり直前まで詳細不明の状況が続いたのち、結局は日本の自宅からのリモート参加に決まった。先週末は準備に追われ、今週からとうとう突入、今日で3日目を終えたところ。普段から自宅で仕事をしている自分ではあるが、リモートで仕事仲間とリアルタイムにつながりながらのチーム仕事というのは経験したことがなく、一体どんなことになるのか本当に心配だった。心配しすぎて精神状態が悪かったせいか、前日の晩は悪い夢を見てブチ切れた状態で明け方に目覚めてしまい、全身がバラバラになるような不安と恐怖感に襲われて本当に最悪の気持ちになった。未経験の仕事とはいえ、どうしてそこまで怖がらなくてはならないのか。

うまく寝られず苦しみながらも、まだもっと大変だったアメリカ出張があったな、と思い出していた。そのときは直前まで何だか忙しくて支度がかなり深夜までずれ込み、へとへとの状態で飛行機に乗ったら機内で一睡もできず、向こうに着いてホテルに入ってもほとんど寝られず、最悪中の最悪な状態で初日の仕事に臨んだのだった。いくらなんでもあれより酷い状況にはなることもないだろう。そんなことを思っているうちに寝付くことができて、目覚めたら気分はすとんと落ち着いていた。いつもこんな風だ。いったん気分がどん底まで落ちると、腹が据わるのか妙に落ち着くのである。開始時間の前に普通に朝の散歩に出た。暑さでしばらく足が向かなかった、蓮が群生している川べりのコースを歩いたら蓮の花がたくさん咲いていて、うん、大丈夫だ、と思った。

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初日の仕事は想像よりはるかに大変だった。自分の心配はたいていは取り越し苦労で終わるが、たまには現実が心配を上回ることもある。オンライン会議の入口が直前になってどうしても見つからなくて、初っぱなからいきなり遅刻。初日は環境のセットアップやオリエンテーションでほとんど終わりだろうと思いきや、最初の2~3日で終わらせるべき仕事がもうきっちり割り当てられていて、新しい環境にゆっくり慣れるどころではなかった。初めからそんな急にフルで働けない。1日目はほとんど仕事にならなかった。緊張のあまり肩から背中にかけての筋肉がバキバキに凝った。仕事仲間はすでに作業をどんどん進めているのが見える。もう逃げ出したいと思ったがどうにか踏みとどまり、大いに焦りつつも2日目の午後あたりからようやくペースを掴んで、3日目の今日はスケジュールに追いつくことができた。

毎年アメリカで一緒に仕事をするチームとリモートで密にやり取りしながら仕事を進めていると、日本の自部屋にいるのに半分はアメリカにいるような不思議な気持ちになる。仕事が終わったら現地でお気に入りのスーパーに行って、店内BGMで流れるELOなどを聴きながらローストチキンやビールを買って、ホテルの部屋で過ごすんじゃないのか。自宅で普通に夕食の支度をするのか。何とも不思議だ。

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毎年決まって8月下旬からの日程で呼ばれて、現地に行くとサルスベリの花が盛んに咲いている。日本でも今の時期はよく咲いていて、朝の散歩に出て同じ花を見ると、やっぱりここはアメリカなんじゃないのか、と思う。このリモート仕事が続く3週間、このふわふわした状態が続くのか、それともこれも徐々に慣れていくのか。

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