植えていなかったチューリップが芽を出した3月の庭

冬の間、自分の中でも園芸関連のことは冬眠状態になる。冬にも何か育てようとしたことはあったけど、やはり寒すぎてあまりうまくいかなかった。それでも3月に入れば春の兆しが見えてきて、例年なら今年は庭でどんなものを育てようか、今ごろから考え始めたりするのだが、今年は引っ越しが控えている。新天地の庭で何を育てるのか、その場に身を置いてみないとまったく考えられない。八町キュウリはまたやりたいけど、気候がまったく違うのでうまくいくかどうか分からない。そんなこんなで、去年の秋に枯れた八町キュウリをさっぱり片付けて、晩秋まで頑張ってくれたヘブンリーブルーの花を楽しみ、それから何カ月かは庭の植物のことが意識にのぼることはほとんどなくなっていた。冬の間、自分の半分は死んでいるようなものだ。

それでも3月になってから、少し動きが出てきた。まだまだ寒いのに、蓮鉢で冬越しさせているメダカはすっかり冬眠から醒めたようで、ときどき見に行くと元気にぴんぴん泳いでいるので、えさをあげ始めた。驚いたのは、赤玉ねぎを育てていた場所に、ネギらしき細い葉っぱが出てきたこと。赤玉ねぎ栽培は大してうまくいかなかったけど、できたものは全部美味しくいただいたはずだった。掘り残していた小さな玉ねぎが土中に残って、しぶとく芽を出してきたのだろう。人間の思惑などまったく関係なく、植物は土の中で静かに時機を待ち、チャンスがあれば発芽して育とうとする。玉ねぎばかりか、チューリップの芽もどんどん出ている。昨年秋はチューリップの球根を植えなかったはずなのに。

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もちろん昨年分の球根はすべて掘り出して保管したつもりだったけど、まだ土の中にけっこう残っていたようだ。たぶん分球した小さな球根だろうから、花が咲くまで育つかどうかはわからないけど、空っぽだった庭が少し春らしくなったのはちょっと嬉しい。花が咲いたとしても、その頃もう自分は当地にいないのだけど、お隣さんや、新しい入居者がいるとしたらその人たちが、チューリップの花を楽しんでくれればいいと思う。自分が庭仕事をしているところにお隣さんが出てくると、よく声を掛けてくれたものだ。控えめなアドバイスをくれたり、うまくできたものを褒めてくれたり。ほんとに、良き隣人に恵まれた。新居のことは今はまったく想像できないけど、新しい庭でも今までのように楽しく園芸ができればいいな。

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プランター栽培のニンニクは、このまま新居に運んで収穫まで育てるつもり。今のところ、いい感じに冬越しできているようだ。

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昨年秋に出てきて、冬の庭でひとり気を吐いていた植物。何だか分からず放置していたが、どんどんすごいことになってきて、菜の花らしきつぼみが出てきた。育ちすぎた小松菜なんだろうか。

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