真冬の花を探せ

この季節は朝の散歩もあまり楽しくない。元々寒いと気分が落ち込む上に、今年の冬は冷え具合が中途半端でかえってしんどい。どうせ冷えるなら記録的な寒さ、窓の外には林檎売り、氷の世界が見たいのに。道ばたの植物に目をやっても枯れ草ばかり、今はめでる花もなし、と思っていたら、目に入ってきた花があった。石碑の下でドライフラワーみたいに咲いていた。

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葉は茶色に枯れていて、去年からの咲き残りという感じだが、この1月に黄色い花なんてこのあたりでは見かけないので、印象的だった。何の花かわからないけど、福寿草のことを思い出した。咲くのはまだまだ先だけど、来月まで待てば見られるだろう。福寿草は冬のうちからいち早く咲いて、寒さに冷え切った心を元気づけてくれる花。しばらく歩いているうちに、今朝は花探しに集中することに決めた。当ブログ、冬は園芸記事が書けなくて自分的にどうにもバランスが悪いのである。園芸記事に載せる写真を撮るのだ。真冬の花を探せ。

まず民家の庭から石垣にこぼれて咲いている花を見つけた。

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この赤紫の花、シバザクラ?やはり葉は茶色いけど、可愛く咲いている。先日も、雨上がりの午前中、歯医者さんに出かける途中に道ばたの花壇で同じ花が目にとまり、写真を撮っていた。そちらはこの記事の見出し写真に使った。春に咲く花なのに、冬から頑張って咲いてるんだな。

山を登る急な坂道ではキジを見かけた。散歩中にキジを見たのは初めてだった。登り切った後の下り階段では、ジョウビタキも何羽か見た。オレンジのお腹と黒い羽根に、白い三角形のワンポイントが入った可愛い冬の鳥。この階段のわきにはヒメツルニチニチソウが生えている。毎年、冬の終わりからいち早く咲き始めて、春が来るぞ、と思わせてくれる花。でもその時期はまだまだ先のこと、まさか今は咲いてないだろう、と思いながらも念のためよく見てみたら。

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2輪ぐらい隠れるように咲いてた。早い!見てみてよかった。さらに、下り坂の脇の草むらで咲いていた小さな青紫の花。春になればよく見る気がするけど、なんだっけ。

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オオイヌノフグリだった。もうこんなのも咲いてるのか。今年はこの寒冷地でも暖冬傾向なので、もしかしたら今から春の花が見られるのもそのせいなのかもしれない。冬から気候変動のことを意識しないわけにいかない天候で、これもまた心が沈むことだけど、真冬の花探しはちょっと楽しかった。そうなのだ、花がいなければ、誰がおれの気持ちをわかってくれるのか。悲しみにさようなら。憂鬱な冬はまだまだ続くけど、これからも毎朝、道ばたの花を探し続けることにした。

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