ひとりぼっちだったメダカに仲間が続々増えている

蓮鉢で昨年からメダカを泳がせているが、春の時点で二世メダカ1匹に減ってしまい、2か月前ぐらいにホームセンターで買ってきた5匹を新しく仲間に加えた。そのうち2匹が雌だったようで、すぐにお腹に卵をたくさん付けて泳ぐようになった。メダカの稚魚は針子というらしく、ふ化直後のものは本当に針みたいに細くて長さ5ミリぐらいの極小サイズ。親と一緒の鉢で泳がせるとすぐ自分たちの親に食べられてしまい、そんなことだとは知らなかったので昨年は繁殖ができずに終わった。今年は蓮の枯葉や産卵用に浮かべたホテイアオイに産み付けられた卵を、見つけしだい親とは別の水槽に入れた。しばらくすると、稚魚が続々登場。

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この稚魚は今週生まれたばかりの本当に初期形、この写真に4~5匹はいる

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極小サイズでも2つの目がしっかり前を見て魚らしく泳いでいる

生まれた直後の稚魚は水中に自然に発生する植物性プランクトンを食べて育ち、少し大きくなったらメダカ用の粉末えさを指先で細かくすりつぶしたものをあげる。稚魚の成長は早くて、日に日に魚らしい姿になっていくのがとても嬉しく面白い。一日2~3回せっせとえさをあげて、最初に生まれた稚魚5匹のうち2匹は見たところ体長1cmちょっとに成長し、かなりメダカらしくなったので、もう親に食べられることもないだろう、と蓮鉢に戻してみた。

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水に浮いてる白いものは、親メダカにあげているえさの乾燥イトミミズ

数日経過したけど2匹とも元気に泳いでいて、ひと安心。やはり同じ年頃の子供たちは一緒にいたいようで、よく並んで泳いでいる。2匹入れてよかった。実は、この2匹より小さな、1cmあるかないかの稚魚をもう1匹、網にかかったので一緒に入れたのだが、すぐに姿が見えなくなってしまった。やはり、親と一緒にするにはまだ小さすぎたのだろうか……もちろん親用のえさも欠かさずあげていて、空腹ではないはずなのに、どうして食べちゃうのかなあ。申し訳ないことをしてしまった。今度からは小さすぎる稚魚を親と一緒にしないように気をつける。

春にホームセンターから来たメダカ5匹は、前からいた1匹よりも明らかにサイズが大きい。さらに小さな子メダカ2匹が増えて、蓮鉢の世界がにぎやかになった。大中小と3種類のサイズのメダカが泳いでいる。春までひとりぼっちだったメダカは、大人になってもひとりだけ中サイズで、大柄のメダカたちに追い回されてるように見えることがあった。それでも、えさをあげると真っ先にぱくついてくるのが中メダカ。流石、ひとりぼっちで冬を乗り越えたスーパーサバイバーは、したたかである。

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