2022-03

日記

松村雄策さんの「苺畑の午前五時」を読んだ

松村雄策さんが亡くなったことを知ってから2週間以上過ぎたけど、まだ心に穴が空いた感じは残っていて、松村さんの著作を毎日何かしら読んで過ごしている。これまで自分が読んだことがあるのは前に書いたように全著作のごく一部で、唯一の長編小説「苺畑の午...
音楽

新作カバーも素晴らしすぎる:Josh Turner (feat. Allison Young)「Do I Ever Cross Your Mind」

当ブログで前に紹介したことがあるジョシュ・ターナー。「風をあつめて」の日本語カバーをはじめ、素晴らしすぎるカバー動画をYouTubeでたくさん披露している凄腕の若手マルチプレイヤーである。この記事を読んでくださる方が、以前の記事でおすすめし...
日記

3月のせい

毎年3月になると、ある決まった感覚に襲われる。八方塞がりという言葉が一番近いと思う。長く冷たい冬がようやく終わって明るい春になろうという時期に、どどーんと落ち込んだ気持ちに支配されるのである。自分は昔から環境の変化が苦手で、特に中高生時代は...
音楽

「ビートルズは眠らない」を読んで2002年ポール来日公演を思い出す

自分がポールの来日公演を観たのは、2002年が初めてだった。1990年、1993年とすでに2回も機会があったのに、どちらもスルーしている。90年時点では自分はまだ高校生で、チケット代がどこから出てくるのかということもあったけど、それ以前にリ...
日記

ジョン・レノンはシニカルなドリーマー~戦争はなくならないが「Imagine」を聴く

あからさまに暴力的な戦争が世界のトピックの中心になってしまっている今現在、ジョン・レノンの「Imagine」が取り上げられる機会も増えている。批判の声も多い曲である。今まさに自分たちの国を隣国の侵略から守るために必死に戦っている人々に対して...
日記

松村雄策さんの「僕を作った66枚のレコード」を読んだ

松村雄策、亡くなる (渋谷陽一の「社長はつらいよ」)-rockinon.com 松村雄策さんが70歳の若さで亡くなったという知らせを日曜日に見て以来、ずっと松村さんのことを考えている。ぽっかり穴が空いたような気持ちで、自分はこの方にかなり大...
日記

新天地で初めて過ごす311

毎年、3月11日には当ブログで震災について何かしら書こうと決めて、実行したり、しなかったりしている。今年の3月は、ウクライナにある稼働中の原子力発電所がロシア軍の攻撃に遭い、占拠されるという恐ろしい事態が発生して、今にも原発がメルトダウンす...
訳詞

訳詞:Buffy Sainte-Marie/Donovan「Universal Soldier」

この曲の題名にある「Universal」とは、世界のどこにでもある、全般的な、という意味。戦争とは独裁者が一人で勝手に行うものではなくて、世間一般の支持があってこそ成立するのだと訴えている。この曲を作ったバフィー・セント=メリーは、ジョニ・...
訳詞

訳詞:The Zombies「This Will Be Our Year/Butcher's Tale (Western Front 1914)」

ゾンビーズは自分にとって、高校生時代からずっと心の親友みたいな特別なバンド。10代の終わり頃には、ウォークマンでゾンビーズを聴きながら夜の真っ暗な住宅街を文字通りゾンビのように散歩して、色々なことを考えた。4年前に当ブログを立ち上げる直前、...
日記

Eve Of Destruction

昔、都内の住宅街に住んでいたころ、近所にかなり危ない感じの家があった。住人は明らかに被害妄想に取りつかれているようで、意味不明なメッセージがびっしり書かれた大きな看板を外壁いっぱいに掲げ、アンテナをたくさん立てていた。隣近所の人々にしてみれ...