ひとりぼっちの冬越しメダカに仲間が増えた

近所に蓮の群生地があって、夏になるとたくさんの美しい花が開いて夢のような風景になる。昨年、その近くに落ちていた蓮の種を拾い、発芽させた。種の硬い殻を紙やすりで削ってやると、かなりの確率で発芽するのである。蓮鉢に植え付けて育ててみたら、かなりいい線までいった。花が咲くまでには至らなかったけど。

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昨年5月。水中で発芽させて、浮き葉が2枚出たところで鉢に植え付けた。

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9月。同じ鉢で水草も育てていたのでわかりづらいけど、外に出ている大きな丸い葉は蓮のもの。

秋になって一旦枯れた蓮、室内で冬越しさせてみたら春になって再び緑の芽が出てきた。冬越し成功である。よかった。今年こそは花を咲かせてみたい。

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ボウフラ対策に蓮鉢で飼い始めた5匹のメダカも可愛くなって、蓮よりメダカの動向が気になるぐらいになってしまった。夏には大量の稚魚が生まれたりもしたけど、知識不足でうまく育てられなかった。最終的に、生き残ったのは二世の1匹だけ。このスーパーサバイバーなメダカは見事に冬越しして、春になったら元気に泳ぎ始めた。でもひとりぼっち。暖かくなったので仲間を増やしてあげた。新入りメダカたちはホームセンターで餌をたっぷりもらって育てられていたのだろう、うちの冬越しメダカよりずいぶん丸々と大きい。今までずっとひとりぼっちだったのに、急に一回り大きな他メダカが同居し始めて戸惑わないかと思ったけど、ずっと前から仲間でしたという顔をして一緒に泳ぎ始めた。自分じゃあるまいし、やはり群れ単位で暮らすのが自然な姿なんだなあ。

すっかり群れの一員になった冬越しメダカは、様子を見に行くと他の新入りメダカと一緒にパッと物陰に姿を隠すようになった。今までひとりだったときは元気にピンピン泳ぐ姿をよく見せてくれてたのに。ふーんそうかいそうかい、と思った。まあ仲間が増えてよかったな。

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小さくて黒っぽいメダカは水中で静止してると見つけづらい。水面に映った空と雲の中で泳ぐ。

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