メダカを飼い始めていろいろ学習した(スマホは壊した)

今年は種から蓮を育てている。種は毎朝の散歩コースで拾った。近所の川に蓮の群生地があって、蓮の花咲く夏はもう素晴らしいことになるのである。発芽させて鉢に植え付け、浮き葉が出るところまではうまくいくのだが、その先が続かずに枯れてしまったり、なかなか難しい。その中でも一つはかなりよく育って、花が咲くまではいかなかったけど何とか冬越しさせて来年は咲かせてみたい。ほんとに咲いたら死ぬほどうれしいだろうな。

その蓮を育てる過程で、夏前にボウフラが大量発生してきて蚊の養殖場になりそうな勢いだったので、何とかしなければとメダカを飼い始めた。6月のこと。近所のホームセンターで5匹買ってきて、蓮の鉢に入れてみた。効果てきめん。一晩でボウフラはすっかり姿を消した。

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しかし、数日経つと今度はメダカが1匹また1匹と死んでしまった。買ったお店の店員さんに聞いたら、理由はわからないけど、元々その季節は代替わりの時期でよく死んでしまうのだとのこと。5匹いたのが2匹に減ってしまって、その頃にはすでにメダカに愛着が生まれていたので、けっこう落ち込んでしまった。しかし、この2匹は頑張った。蓮の鉢にメダカが暮らしやすいように水草も浮かせてみたら、やがて卵が産み付けられ、稚魚がたくさん生まれた。2匹に減ったのが一気に賑やかになって喜んだ。でもしばらくして気がつくと今度は稚魚の数がだいぶ減っていた。なぜ。

どうやら、親子メダカを一緒にしておくと親が子を食べてしまうようなのだ、ぱくぱくと。何てこった。人間から見ると到底考えられないことだけど、人間の倫理観など通用しないメダカの世界ではそれが普通らしい。だから、本当は親と子を別々の水槽に分けて育てなければならなかった。気づいた頃には遅かりし、残った稚魚は2匹だけ。以前ザリガニを育てていた水槽を稚魚専用にして、その2匹を入れて育て始めた。

それとは別に、もう一つの蓮鉢に、もうだいぶ大きな子メダカが育っていた。これについては、かなり後になるまで自分は存在に気づかなかった。短期間だけその鉢にメダカを入れていたことがあって、そのときに卵が産み付けられて、生まれた稚魚が1匹だけ生き残って自力で育ったとしか思えない。いるとは知らなかったので餌やりも世話も何もしてなかった。スーパーサバイバーである。今はもう大人より一回り小さいぐらいのサイズに成長。

そんなこんなで子メダカは水槽に小さいのが2匹、蓮鉢に大きいのが1匹、合計3匹になった。最初の5匹を飼い始めて5カ月。第一世代の生き残り2匹も今はもういない。これから厳しい冬、メダカは低温に強く、凍らせさえしなければ冬眠して生き延びるらしいので、第二世代の3匹をうまく冬越しさせて、来年は第三世代をたくさん増やしてもらおう……と思っていた矢先の今朝、メダカたちの暮らす水に氷が張っていた。ちょっと暖かい日が続いて油断して外に出しっぱなしにしていた。水面が凍ってもメダカ自体が凍らない限り大丈夫なはず。でも気が気ではなく、3匹が無事かどうか目を皿のようにして水中をのぞいた。メダカたち、とくに水温が低くて底の方でじっとしているときは非常に見つけづらい。少しでも見やすいようにと、スマホを懐中電灯にして水の上からかざしてみた。手が冷えていたのと、気持ちが焦っていたのもあって、スマホを蓮鉢の中に取り落としてしまった。見事に水没。いま乾かしているけど多分壊れた。4年前の古いサムスン製、自分にとって初めてのスマホで、カメラの画質がとても良くて愛用してたんだけどね。とほほ……

メダカは3匹とも無事でした。スマホは壊れてもメダカたちが元気ならいいさ。

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