時はいつの日にも親切な友達

過ぎていく昨日を物語に変える。これもまた、本当だなと思う。「物語」はちょっと綺麗すぎる気もするけど、時間は色々なことを解決してくれる。今まで生きてきて一番つらかった時期と二番目につらかった時期のことをときどき思い出すが、もう過去のことである。その時期のさなかには、いくらあがいても状況は良くならなかった。結局、ひたすら耐えて日々をやり過ごしただけ。良くない状況はあまり変えられないし、自分自身を変えることもほとんどできないと悟った。それでも、時間とともに、過ぎていく昨日は物語に変わっていくのである(荒井由実です、念のため)。

やりたくないことは、やらなくていいんだ。これは一番つらかった時期に知ったジョージの言葉で、今でも自分の指針として大事にしている。この言葉のおかげで、自分自身を守ることを覚えて、楽になった気がする。やりたくないことはやらなくていい、なんて当たり前のことみたいだが当時の自分は知らなかったし、誰もそんなことを言ってはくれなかった。ジョージがはじめて教えてくれた。高校生の頃に買った「With The Beatles」のレコードに付いてきた、ビートルズのディスコグラフィとかが載ってる小冊子の片隅に書いてあった発言だと記憶している。どんな状況での発言か、知っていた気もするがはっきり覚えてない。多分、ジョージも一番つらかったビートルズ末期、レット・イット・ビーの頃だと思う。

やりたくないことを無理にやって心を壊されるぐらいなら、やらなくていい。針のむしろのような状況は時が解決してくれる。一番大事なのは、自分を守ること。奴らの企みに惑わされるな、自分の心をしっかりと持て、とレイモンドも歌っている(「Hold On」)……このブログ、歌詞の引用が過ぎる気もするけど、普段から自分の考えには色々な歌詞の断片がけっこう混ざり込んでくるので、仕方がないのである。

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もうすぐ来るクリスマス、という感じだが今月はじめの写真。今日は2月の雨の日

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