日本酒を飲んでいない(毎晩は)

先月の日記に書いたように日本酒を毎晩飲む生活をしばらく続けていたら、やはり体に負担がかかったようで、何だか調子が出なくなってしまった。朝起きた瞬間から動悸がして、ぐったりした気分で過ごす日々が続くようになり、このままではちょっといけないな、でもこんなに気分も体調も低下してたらお酒飲まなきゃやってられないし、と負のスパイラルにはまり込む手前だった。

そんなだらしない状況だったが、先週の土曜の晩をきっかけに、また自制するようになった。夜の11時過ぎに、福島で震度6強の地震。2011年3月の東日本大震災からもうすぐ10年が経とうというのに、その余震だという。その揺れは自分が暮らす地域にも届き、震度3の長い揺れがあったらしいが、ちょうど入浴中だったため全然気づかず。こんな風に、自分は強めの地震があっても何だかんだ気づかないことが非常に多い。その晩は結局、地震があったことをリアルタイムでは認識しないまま、やはり遅くまでお酒を飲んで布団に倒れ込み、翌朝になって事態を把握したのだった。昨晩は何も知らずのんきに遅くまで飲んでたけど、こんなことじゃダメじゃないか、と急に正気に戻らされた感じがした。もっとしっかり眠って体調も戻したいし、やっぱりお酒は控えよう、とそれから二晩は飲まずに布団に直行。平日はストレス解消のために飲んでいるけど毎晩ではない。平常時のペースに戻った。昨晩も飲まずに早く寝たので今朝は気持ちよく起きられた。

夜中に飲んでも気分が良いのは寝る前の1時間かそこらのことで、翌朝起きてから一日中調子が悪いことを考えれば、飲まずに早く寝た方がずっと得なのはわかりきっているのだが、気持ちに余裕がなくなるとそんな損得の判断などすっ飛ばしたくなるのだ。でも、ストレス負けモードから抜け出せてよかった。真冬の夜中、風呂に入っているときに大地震があって家が倒壊したら、一体どうしたらいいのか。急いで避難しなければならないときに泥酔していたら。このことはよく考えていたけど、先週土曜日の晩にはまさにそんなことが起きかけていたのだ。少しゾッとした。非常用に備えてあった水や食糧も賞味期限を過ぎてしまっている。いつ起こるか分からない災害に対して、備えなければと思っても、その状態を何年も続けることの難しさ。備えるべきものは備えて、ポンコツな自分をどうにか真っ直ぐな状態に保って、願わくば長生きしたい。当ブログも、長い目で見ればいずれは電子の藻屑と消えるのだろうが、永遠にとは言わずとも50年はネットの片隅に何とか踏みとどまらせて、誰かの検索結果にひょっこり現れるようにしたい。

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Silent and blue is the world

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